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オトメちゃんが本に!!

■当ブログが本になりました■

オトメの竹取り物語

【訪問記】

サル山に竹が設置されて、
真っ先に飛びついた子ザルがいます。

それはオトメちゃんではなく……

竹にまず飛びついた子ザルはマルコちゃんとミミちゃんでした

竹にまず飛びついた子ザルはマルコちゃんとミミちゃんでした



自由奔放に竹と遊ぶマルコちゃんとミミちゃん

自由奔放に竹と遊ぶマルコちゃんとミミちゃん



こんなに自由に遊んでいます

こんなに自由に遊んでいます



でも、オトメちゃんはここには参加しません……。
マルコちゃんやミミちゃんが、こんな感じで自由に遊べるのは、
じつはふたりのそばには、
それぞれのお母さんいて、それぞれを監視しているからです。

マルコちゃん、ミミちゃんのそばにはお母さんがいます

マルコちゃん、ミミちゃんのそばにはお母さんがいます



サル山では、ボスは絶対的な権力なのですが、
子を持つ母親サルは、これはまた別格で強い立場にいます。
自分の子が外的要因で危険にさらされると、
それはもう必死に攻撃してきます。

またこのときの母親の叫び声を聞いた権力者たちは、
たいてい母親のほうに味方します。
なので母親の付き添っている子ザルには、
どんなサルでも、めったに手出しをしない、
というルールがサル山にはあります。

ということで、こういう点ではオトメちゃんは守られていないので、
もちろんオトメちゃんも慎重です。

まずオトメちゃんは、みんなの輪の近くで、
しっかりと様子を見ます(空気を読みます)。

左下がオトメちゃんです

左下がオトメちゃんです



んー、私もさわりたい

んー、私もさわりたい



えいっ

えいっ



ん、なになに

ん、なになに



わー大人がきたー

わー大人がきたー



これはいじめられているわけではありません。
オトメちゃんは、母親サルに守られているわけではないので、
何か新しいことをやるときには、
強いものから先にというサル社会のルールが働き、
たいていは遠慮してしまいます。
あくまでもいじめられているのではなく、
大人が近づくと、
オトメちゃんとしても何が起きるのか予測がつかず、
多少恐いんだと思います。

なので、そういうときオトメちゃんは、
ちょっとその場を離れて、センチメンタルな感じです。

そんなとき、オトメちゃんを応援したくなります

そんなとき、オトメちゃんを応援したくなります



それでも逆に慣れたときのオトメちゃんは、
本当に強いですから(笑)。

なので最初はこのぐらい社会の空気を読めたほうがいいと思います。
こういう点が、あきらかにオトメちゃんと、その他の子ザルの違いですね。

そしてオトメちゃんは、次なるターゲットを見つけて、
またあらたに元気に攻めるのでした。

仲良しの大人のサルにあゆみより

仲良しの大人のサルにあゆみより



竹を共有するのでした

竹を共有するのでした



しかし、気がつけば独占状態(笑)

しかし、気がつけば独占状態(笑)



オトメの竹取り物語でしたー。
オトメちゃんは、じつはとっても強いのです。
そしてこのあとオトメちゃんは、この竹でさらに遊びまくります。
そのへんをまた次回に解説したいと思います。

(2009年7月12日 市川市動植物園)

タグ: オトメちゃん, リラックマ

2 comments to オトメの竹取り物語

  • マリゾウ

    プレゼントされた竹ひとつとっても猿の社会でいろんな出来事が
    起こり、オトメちゃんはじめ彼らの反応が面白くもあり、また
    なるほどーと納得させられることが多いです。

    社会のルールというのものを自然にオトメちゃんも学んでいる
    のですね。
    あの岩の上に背中を丸めてセンチメンタルに座っている姿には、
    おっしゃるとおり、「がんばれ!オトメちゃん!」と心から応援
    したくなります。
    自分のおかれている立場や社会での位置というものをいろんなこ
    とを経験しながら、理解しているのですね。驚きます。
    本当に健気でいじらしいです。
    たくましくなりますね。

  • zoo

    >マリゾウさん
    悪いことは社会がしかる、そして悪い目は社会が摘む、
    社会から学ぶことがあるからこそ、
    また社会の目が機能しているからこそ、
    オトメちゃんのような境遇の子も、
    うまく成長出来るのでしょうねー。
    サル山の社会には愛があると思いました。

    それらを見ていると人間の社会(日本の)は、
    このへんが機能しなくなってきているのかなぁと思います。

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