【訪問記】
サル山の頂上にたくさんのサルたちが集合し、
なんだかこっちを見ているようです。
見てる、見てる。
ん、なんかでもちょっと視線はずれてる?
こんな光景がたまーにあるのですが、
じつはこれこっちを見ているんじゃなくて、さらにその先を見ているんです。
しばらくすると誰かが口をとがらせて「ヒュー」って高音で鳴きます。
その声を聞いたテツくん。
テツくんも、サル山の中腹で「ヒュー」
え、何々? と、サル山を登っている途中のオトメちゃんも、
みんなの声に気づき、
うしろを振り返って、確認しながら、
オトメちゃんも口をとがらせ「ヒュー」
この光景は、じつはサルたちが、
お腹がへってへって、もう我慢できないよー、
っていうときによく見られる光景です。
お腹がすいているのに飼育員さんの姿が見当たらないので、
待ちきれないサルたちが頂上で見張っているのです。
そして、ものすごい遠くに飼育員さんを発見すると、
みんな、「ヒュー、ヒュー」と、早くきてよーって鳴くのでした。
そして、やっとありつけたーと、安堵するのでした!
これを知らないお客さんたちは、
サルが自分たちを見て、何か話していると思うらしく、
みなさん、「何を言ってるんだろー」と不思議がります。
(2010年10月3日 市川市動植物園)
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